AKB48 TeamTP藤井麻由がNHKラジオ「マイあさ!」に4度目の出演

藤井麻由

 AKB48 TeamTPの日本人メンバー藤井麻由(24)が5月29日、NHKラジオ「マイあさ!」(午前8時)にゲスト出演。同番組内の「ワールドアイ・台湾/市場だより」のコーナーに登場した。

 4月以来、通算4度目の出演。今年度からは準レギュラー的に定期的に出演している。今回は、物価や家賃などの台北に住む人のお金事情をテーマにトークをした。

 ――台湾というと夜市など市場のイメージであまり物価が高くないかと想像するのですが

 「確かに日常の生活は日本より安く感じます。屋台や食堂で食べるカレーやパスタは、一食100元、450円ぐらいです。少しぜいたくして焼肉やお鍋を食べると1300円から1400円ぐらいが一般的かなと思いますね」

 「あと、タクシーも初乗りは日本円で350円ぐらい、電車も120円ぐらい。携帯代も日本より安くて、私の場合はギガ使い放題で3800円ぐらいに収まっているので、とっても助かっています。」

 ――全体的に日本より安いということですけど、台湾の方の給料ってどうなのですか?

 「年収はこの2、3年で伸びていて、日本円で300万円程度。アルバイトの最低賃金も少しずつ増えていて、今は1時間176元、日本円で790円程度です。大学新卒の月給は、平均で2万8231元。12万7000円だそうです」

 ――日本の新卒の平均月給が21万ぐらいだと思いますので、6割、7割ぐらいという感じですかね。藤井さんも台湾で大学を卒業されていますが、同級生は?

 「私のルームメイトが日本人で、台北で就職していて『給料が少ないので、日本に帰って仕事をしようかな』って、ちょっと迷っていますね」

 ――台湾の物価で藤井さんが一番驚いたことがあるそうで

 「先ほど食べ物と交通費は比較的安いと言いましたが、何と何と家賃が本当に高いんです。私も何回も引っ越しをしているのですが、台北市だと一人暮らしで最低7万円から8万円、台北中心部から電車で30分ぐらいの新北市でも4万5000円から6万円ぐらいしてしまいます」

 ――藤井さんの今の家賃はどれくらいなのですか?

 「私は今大学生のときの同級生の女の子とルームシェアをしていて、エレベーターもあって、ベランダも小さいキッチンもあって、割と過ごしやすいところで5万円ぐらい。私が以前に住んでいたところは、同じ5万円ぐらいだったんですけど、エレベーター無しの5階で、部屋にあるのはテレビ、冷蔵庫、ベッド、机とトイレとシャワー。洗濯機と衣服を干すところは共同といった最低限の部屋に住んでいました」

 ――キッチンもなかったのですね。家賃が高い中、台湾の人たちはどう住まわれているのですか?

 「家賃が高いので、台湾の人は30才になっても実家で暮らしている人も多いですね。日本だと少し驚かれるかもしれませんね。結婚するときは、家を買う前提で、もともと両親や親せきが買っている家に住まわせてもらっている人も多いです。

 ――不動産について台湾の人は、どんな考えを持っているのですか?

 「家賃や土地がすごい高いといいましたが、台湾の人たちはお金を貯めて家を買う考えが多いみたいです。家は財産という考えがすごく強くて、だから、家を持っている家庭が85%以上というニュースも見たことがあります」

 「ちなみに台北で新築のマンションを買うと、価格は3LDKでも2億円程度です。本当に日本で買うより断然高くて、私もいつか台湾でお部屋を買うことができるのかなって、ちょっと心配になっています(笑)」

 ――日本から台湾に行って稼ぎたい人もいるのですが、どう考えておけばいいですか

 「お給料は日本に比べて少ないですが、日系企業はほかに比べて好待遇なイメージがあります。日本語教師のアルバイトだと、普通のアルバイトの4、5倍のお給料がもらえると思います。あと基本的に日本のものは何でも売っているので、心配不要です」

 「日本料理、日本から来た商品は、日本の2倍以上の値段で売られているので、私は少し買うのをためらってしまいます(笑)」

 ――日本人にとって住み心地は?

 「そんなに高いのと驚かれた方もいるかもですが、台湾は環境も日本と似ていて、とっても住みやすいところです。もし機会があれば、皆さんにも一度台湾に住んでみてほしいですね」

▼アーカイブ放送:NHKラジオ らじる★らじる

マイあさ! 月曜8時台 ワールドアイ・台湾/市場だより「花・ひまわり」
2023年6月5日(月) 午前8:28配信終了