AKB48 TeamTPの日本人メンバー藤井麻由（23）が２月10日、NHKラジオ「マイあさ！」（午前８時）にゲスト出演。同番組内の「アジアナウ」のコーナーに登場した。
昨年６月以来、２度目の出演で、アナウンサーから自己紹介を促されると、日本語であいさつ。「今日はここ最近の台湾についてお話したいと思います」と切り出した。
「台湾のお正月は旧暦で決められているので、最近まで旧正月でお休みでした」
――旧正月はどんな風に過ごしているのですか？
「年越し前は大掃除はもちろん、髪を切ったり、新しい服を買う人が大半です。縁起の良い赤い服を買う人がとっても多いので、お正月のときには、みんなカラフルな服で出歩いています」
「あと、大みそかの夜は家族で食事をする習慣があって、日本と同じく、お年玉文化があって、子供にはもちろん両親にあげる人が多いです。宝くじを買ったり、麻雀をしたり、にぎやかに過ごしています」
「日本と違うところは、元旦はお父さんの実家で過ごして、２日はお母さんの実家で過ごす習慣があるんです。あとはお正月と聞くと、デパートや観光地が閉まっているというイメージがあると思うんですけど、結構やっているので、街もにぎわっています」
――藤井さんはどう過ごされました？
「台湾の人ってとっても優しくて、毎年違う友だちの家族のところにお邪魔させてもらっています。今年も行って、お年玉までもらっちゃったりして、お出かけしたりしました」
――楽しかったんですね。食文化は、日本はおせち料理ですが、台湾では？
「あります。『年菜』と呼ばれるおせち料理があります。必ずあるのはお魚料理です。『年年有餘（毎年食べ物やお金が余るように）』っていう四字熟語があって、その有餘（ヨユー）という言葉が、お魚の中国語「ユ」と発音が似ていることから、『年中お金に余裕がありますように』との思いが込められています。あとはお金だけでなく運気もたまるようにとの願いが込められているようです」
――最近の台湾で流行っていることは？
「日本ブームが再来しているように感じます。台湾はコロナ規制が緩和されてきて、海外旅行に行く人が一気に増えていまして、その中でも『台湾人が行きたい国ランキング』で日本が１位になっています。半分以上の人が、日本に行きたいと答えたみたいです。私の周りの人たちも、みんな日本に旅行しています。私が10月に一時帰国したときも、街中で毎日毎日、台湾の人を見かけました」
――日本のどういうところが台湾人は好きなのですか？
「やっぱり日本の料理はおいしいと。今なら北海道でスキーがしたい人が多いですね。ほかに流行っていることは、身近に感じるのは猫ブームです。どこにいっても、猫グッズを見かけますし、猫好きな人が本当に多くて、いつも猫話で盛り上がっています。50匹ぐらいいる猫カフェが人気で、私も予約しようとしたんですけど、来月末まで予約が取れなかったです」
「台湾ってペットに優しい国で、レストランやカフェ、スーパーマーケットでもペット可能の場所がすごく多いんです。ペットの健康保険もあるみたいですし、日本と台湾のペットに対する考え方は結構違っていて、台湾では購入するというより、引き取る、里親になる人が多いです。そういうキャッチフレーズもあって、欲しい人は、Facebookや里親カフェを通して、ワンちゃん猫ちゃんを引き取る人が多いです。私も４年前に猫ちゃんを引き取って、一緒に暮らしています。名前はおもちです。中国語では『マーシュー』です。マシュマロみたいな、お餅みたいな猫なので、そう決めました(笑) 皆さんも台湾に来たときにはペットにも注目してほしいですね。街中では、バイクに乗り慣れたワンちゃんとか見かけます。かわいいですよ」
「台湾というとレトロな雰囲気をイメージされると思うんですけど、いろんな景色があります。おいしいごはんもたくさんあるので、ぜひぜひ、台湾に遊びに来てほしいですね。魅力たっぷりです」
▼アーカイブ放送：NHKラジオ らじる★らじる
2023年2月17日(金) 午前8:28配信終了
https://www.nhk.or.jp/radio/player/ondemand.html?p=5642_05_3840958
