AKB48 Team TP 陳詩雅が卒業

　AKB48 Team TPのキャプテン陳詩雅（チェン・シーヤー＝27）が８月28日、台北市内の華山鳥梅劇場で卒業公演「AKB48 TeamTP SPECIAL PERFORMANCE～陳詩雅produce」を行った。７月24日には卒業コンサートを開催していたが、この日はTeam TPが普段の劇場公演を行っている同劇場でのセルフプロデュースによる「卒業公演」となった。

　前日23日には、公式インスタグラムを通じてのプレ公演では「本当に吐きそうなほどに緊張していますが、それでもみんなに会えるのを楽しみしています」と話していた雅は、仲間たちとともに力を合わせて、『君のことが好きだから』からスタートさせると、中盤はユニットコーナー。そして、クライマックスは、後輩の林潔心（リン・ジェシン＝19）と１期生の王逸嘉（ワン・イジャー＝20）が、雅への思いを込めて作曲した『Go Now』を、アンプラグド・ギターの演奏で披露。『365日の紙飛行機』で本編を締めた。

　アンコール１曲目は、雅の卒業ソロ曲『夢の河』。さすがに雅も堪えられなくなり、涙をこぼしながらの歌唱だった。そして、これからもメンバー同士が愛を持って、果敢に前に進み続けるようにとの思いを込めて、卒業コンサートのラスト曲でもあった『草原の奇跡』と、再びの『Go Now』で締めくくった。

　終演後には、フェイスブックで生配信をしながら、日本のAKB48に習って、廊下に飾られた肖像写真額を外す“卒業儀式”を執り行った。会場を出て、ファンの前に立つと「最後まで応援してくれて、いつもそばにいて温かく守ってくれてありがとうございました。私はファンの皆さまの幸せを願っています。そして、これからもAKB48 Team TPのことと、私のことを応援してください」とスピーチ。アイドル活動に終止符を打った。